八重山・島巡り (2日目 ~波照間島・西表島~)

キミ

2013年08月16日 00:57

プチ熱中症で倒れて30分。
いつまで経っても治りそうもないので、最後の気力を振り絞る!



観光客らしく、最南端の碑の前で記念撮影し、来る時楽に下ってきた坂道を必死に上る。
一切の日影が無く、乾ききった灼熱のアスファルトがギラギラと陽炎を映す。



昼食をとる暇も無く波照間港を出港し、予定より遅れて西表島の大原港に着いた。
これから約1時間のバス旅。
「さて、いい加減に何処かでメシでも…あ!バス来てるじゃん! 乗り込めー!」
この島でバスを逃すことは2時間ほど無駄な時間を過ごす事を意味する。
朝に食べたオニギリひとつだけで、島を2つ渡り、熱中症になり、自転車を漕いで、1時間のバス旅に挑む。



西表島最奥の集落への玄関口「白浜港」に到着。
さて、ここから更にもう一度船に乗ると、今回の旅のメイン「船浮」にやっと着くぞ。
ふと見るとバックパッカー風の女性外国人がひとり。
話しかけると、何処かの学校の英語教師で、夏休みを利用してテントだけで八重山を渡り歩いているらしく、今晩は船浮に野宿するんだとか。
「have?? Oh, ハブ! OK! OK!」 ハブの危険性は知っているらしい。 本当にOKなのか??

・・・・・

1日に5本しか無い渡し船に乗り、ついに我らは最終目的地に到着した。
「まずは食事だ。それとビールだ。」
なんとなく開いているらしい感じをうっすらと醸し出す食堂に入ると(ビールしかないよ!)とのこと。なんてこった。およそ10時間前に食べたオニギリだけなのに、まだ断食は続くのか。
しかし食堂の屋上がテラスになっており、解放感は抜群!島風が走り、波と風の音をBGMに呑むビールは格別!!





どうよ?
いいでしょ?
「いやぁ~船浮、最高だなぁ!」相方がこの旅で最高の笑みをこぼす。


宿にチェックインすると、名前も訊かずにいきなり「部屋はカンムリワシ(部屋の名前)ね。鍵開いてるから。夕飯何時にする?何時でもいいよ。え?17時??それは早いよ!!18時30分以降に来て!!」
なんてコントのようなやりとりをして、集落観光。
って言っても、10分もあれば終わってしまうほど小さな集落だけど。

夕飯の時間までひと泳ぎして、釣りでもしてみよう。



アタリは凄いけど、釣れなかった…

夕飯まだかなぁ… そろそろ本日最初の食事から12時間だ。

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